虫歯治療・精密根管治療|下松市の歯医者

  • 下松市歯科医師会所属
  • 日本補綴歯科学会認定医
  • 日本顎咬合学会認定医
  • インビザライン矯正認定医
天然歯の保存にこだわり
  • 24hネット予約
  • 予約優先 新患・急患随時対応可能
  • 0833-44-1881
  • 山口県下松市栄町2丁目5-6

虫歯治療・精密根管治療

極力抜かない・削らない虫歯治療を心がけております

極力歯抜かない・削らない虫歯治療

エトワール歯科クリニックでは、天然歯をできるだけ残すことを念頭に日々の診療に取り組んでいます。虫歯の予防はもちろん、歯を削る量を最小限に抑え、抜歯を避けるための対策を重ねながら、「削らない・抜かない」低侵襲な虫歯治療を心がけています。

虫歯の進行度は、「carious(カリエス=虫歯)」の頭文字「C」と数字(0~4)の組み合わせで表されます。以下では、C0~C4までの虫歯の状態と、それぞれの進行度に対して当院で行う治療法や治療へのこだわりをご紹介いたします。

C0(脱灰)/C1(エナメル質の虫歯)

初期虫歯/エナメル質の虫歯C0は、虫歯菌が糖を分解して出す酸によって、歯の表面からカルシウムやリンなどの成分が溶け出した状態で、これを「脱灰(だっかい)」といいます。

C1はこの状態がさらに進み、歯の一番外側にあるエナメル質が虫歯になっている状態です。C0・C1はどちらも「初期虫歯」に分類され、基本的には歯を削ったりせず、お口の中を清潔に保ち、唾液による修復機能「再石灰化(さいせっかいか)」を促すことで、虫歯の進行防止・治癒を目指します。

※C1の虫歯については、見た目が気になる場合や将来的に進行のリスクが高いと判断される場合には、虫歯の部分だけを最小限に削り、つめ物で修復する処置を行うこともあります。"

PMTC

PMTC

PMTCとは、専用の器具を用いて行う歯のクリーニングです。フッ素入りの研磨剤を使い、歯の表面についた着色汚れや細菌のかたまりであるバイオフィルムを丁寧に除去し、お口の中を清潔な状態に整えます。

フッ素塗布

フッ素塗布

フッ素には、虫歯菌の働きを抑えたり、溶け出した歯の成分を修復する「再石灰化」を促す効果があります。そのため、高濃度のフッ素を歯の表面に塗布することで、初期虫歯の進行防止や治癒が期待できます。

歯磨き指導(TBI)

歯磨き指導(TBI)

虫歯の進行を防ぐためには、お口の中を清潔に保つことが重要です。当院では、患者さまご自身によるセルフケアの質を高めていただけるよう、必要に応じて適切な歯磨き方法やケアのコツを丁寧に指導いたします。

C2(象牙質の虫歯)

象牙質のむし歯C2は、虫歯がエナメル質のさらに内側にある象牙質(ぞうげしつ)まで進行した状態です。象牙質には神経につながる細い管があるため、冷たいものや甘いものがしみる・痛みを感じるなどの症状が現れることがあります。

象牙質の虫歯は進行が早いため、悪化を防ぐにはできるだけ早めの治療が重要となります。治療の際には、痛みを感じやすいため麻酔を使用し、健康な歯をできるだけ残せるよう、丁寧かつ最小限の切削を心がけています。

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拡大視野下での精密な切削

拡大視野下で精密な切削

虫歯治療の際には、歯科拡大鏡やマイクロスコープを使用し、視野を拡大した状態で処置を行います。健康な歯質と虫歯に感染した部分との境目をしっかりと目で確認することによって精密な切削が可能となります。

う蝕検知液の使用

う蝕検知液

う蝕検知液は、虫歯に感染した歯質を染め出す薬液です。虫歯部分を染め出すことにより、健康な歯質と虫歯感染歯質の境目を視認できるため、無駄な切削を防止することができます。また、小さな虫歯の見落としも防げるため、虫歯の再発リスクを減らすことにもつながります。

エキスカベーターの使用

エキスカベーターの使用

虫歯に感染した歯質は、健康な歯質に比べて軟らかくなっているため、強力なドリルだけで削ると、健康な歯質まで削ってしまう可能性があります。そのため当院では、処置の最終段階や細かい部分の切削には、「エキスカベーター」という手動の器具を必要に応じて使用し、歯質をできるだけ多く残すよう心がけています。

ダイレクトボンディングによる修復

ダイレクトボンディングによる修復

ダイレクトボンディングは、虫歯を削った部分に歯科用の樹脂(レジン)を直接流し込み、その場で歯の形を整える修復方法です。この治療法は、歯を削る量を最小限に抑えられるため、健康な歯質をより多く残すことができます。また、型取りの工程などもないため、その日のうちに治療が完了することもメリットです。

C3(神経にまで進行した虫歯)

神経まで進行した虫歯C3は、虫歯が歯の内部にある神経(歯髄)まで進行した状態です。神経が虫歯菌に感染すると炎症が起こるため、何もしていなくてもズキズキとした強い痛みを感じます。

この段階の虫歯は、感染した神経や血管などを取り除き、歯の内部(根管)を洗浄・殺菌・密封する「根管治療」によって症状の改善を目指します。

ただし、根管治療は非常に繊細な処置であり、感染物質の取り残しや不十分な殺菌があると、再発のリスクが高くなるため、精密な処置が求められます。当院では、根管治療の精度を高めるために、以下のような対策・取り組みを行っております。

マイクロスコープの使用

マイクロスコープの使用

根管内は非常に狭く、複雑な構造をしているため、肉眼では見えづらく、処置の精度に限界があります。そこで当院では、最大20倍まで視野を拡大できる「マイクロスコープ」を使用し、根管内の状態を目で確認しながら、精密な処置を実施いたします。

歯科用CTによる精密検査

歯科用CTによる精密検査

根管の形や数は人によって異なり、複雑な場合もあります。また、レントゲンでは確認しづらい病巣や隠れた根管も存在するため、当院では必要に応じて歯科用CTによる精密な検査を行っています。治療前に根管の状態をしっかり把握することで、病巣の見落としや根管の未処置を防ぐことができます。

ラバーダムによる細菌対策

ラバーダムによる細菌対策

お口の中や唾液には多くの細菌が存在するため、根管治療の際には「ラバーダム」というゴム製のシートを使用して、治療する歯を口腔内環境から隔離します。これにより、処置中や処置後に根管内へ細菌が侵入するのを防ぐことができるため、再発リスクを軽減することができます。

ニッケルチタンファイルの使用

ニッケルチタンファイルの使用

根管内の拡大や清掃には、「ファイル」や「リーマー」といった先端がヤスリ状になった専用の器具を使用します。当院では、しなやかで柔軟性に優れた「ニッケルチタンファイル(NiTiファイル)」を導入しており、複雑に湾曲した根管にもスムーズに追従し、細部までしっかりと清掃が可能です。感染物質をしっかりと取り除くことにより、根管治療の成功率向上と再発リスクの軽減につながります。

MTAセメントで緊密な充填

MTAセメントで緊密な充填

根管内の感染物質を丁寧に取り除き、洗浄・殺菌を行った後は、細菌が繁殖するスペースを残さないように「MTAセメント」で根管をしっかりと埋めます。MTAセメントは殺菌効果があり、硬化する際に膨張する性質を持つため、根管内を隙間なく緊密に封鎖することができます。これにより、再感染のリスクを抑え、治療の成功率を高めることができます。

精密なかぶせ物の製作

精密なかぶせ物の製作

根管治療後の再発を防ぐためには、治療精度に加え、歯にしっかり合った精密なかぶせ物が欠かせません。当院では、補綴(つめ物・かぶせ物など)を専門とする歯科医師が歯科技工士と密に連携し、見た目の美しさはもちろん、適合性・機能性にもこだわった精密なかぶせ物の製作に努めております。

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C4(歯根だけしか残存していない歯の虫歯)

歯根だけが残存している歯の虫歯C4の虫歯は、これまでの虫歯治療によって歯の大部分が失われ、歯根だけが残っている状態です。この段階では、神経がすでに死んでいるか、過去の根管治療で除去されていることが多いため、痛みを感じないことが一般的ですが、歯根部分では虫歯が進行しています。

C4まで進行してしまうと抜歯となるケースがほとんどですが、保存の可能性がある場合には再度根管治療を行い、歯の機能回復を目指します。また、通常の根管治療だけでは改善が難しい場合は、以下のような処置を併用し、できる限り抜歯を避けるよう努めております。

歯根端切除術

歯根端切除術

根尖病変(歯根の先端に膿がたまる状態)は、通常の根管治療では改善が難しい場合があります。そのような場合には「歯根端切除術」という外科処置を行い、膿の摘出と感染した歯根先端部分の切除によって症状の改善を図ります。

エクストルージョン

エクストルージョン

歯茎より上に歯質が残っていない場合、かぶせ物が安定せず、抜歯と診断されることがあります。そのようなケースでは、エクストルージョン(矯正的挺出)という処置で歯茎の下に余った歯質を引き上げ、かぶせ物を安定させることで抜歯を回避します。

下松市で天然歯の保存に努めた虫歯治療・根管治療をご希望の方へ

低侵襲な虫歯治療

エトワール歯科クリニックでは、天然歯の保存を第一に考え、できるだけ歯を抜かない・削らない虫歯治療・根管治療を心がけています。丁寧な診査・診断のもと、虫歯の進行度に応じた適切かつ低侵襲な治療を行っております。下松市で天然歯の保存に努めた虫歯治療・根管治療をご希望の方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。

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